こんにちは、GWに入りましたが、まったくその気にならないぐらいいつもの休日と変わらない生活をしております。
さて、ケアマネはモニタリングで月1回は利用者さんのところに訪問することが義務づけになってます。
毎月、行ってると介護サービスのことだけでなく、いろいろな話をする機会があります。
家族のこと、最近の流行り物、飼ってるペットの話やら、もう話題がつきません。
特に最近は政治の話が多くて、日本はどうなるんかなーみたいな話も多いです。
あとけっこうあるのが、私たちの世代は大変だったが、今の世代の人たちはそんなでもないみたいなことが話題に出てきたりします。
これ、逆も然りで子供世代からは親世代がいい思いしたから自分たちはそれで割をくってるんだみたいなのもあります。
この話題なんですが、誰も間違ったことは言ってないんだろうなーと思いながら聞いてます。
そして、この話題は誰とくなんだろうと考えさせられます。
利用者世代の70〜90代世代は、高度成長真っ只中の日本を見てきました。
そして、今ほどライフワークバランスだとかそういう考えはなかなかなく、男は仕事、女は家みたいなのが、常識だった時代です。
男性は働きに出て、残業三昧、接待三昧でなかなか家には帰れない。
そんな中、家にいる女性は、家事や育児、下手すると親の面倒も1人で抱えるような状態だったのだろうと思います。
男性の収入のみでの生活というところが多かったと思いますので、そこまで余裕はないでしょうが、1人の稼ぎでなんとかやってける。
だからこそなのか、よくこの世代の女性から話を聞くと、夫は何もしてくれなかったなんて言葉がよく聞かれます。
逆に男性側は俺の稼ぎで全部賄ったんだと自慢のような話をよく聞きます。
その世代に比べると今の世代はとても生ぬるく感じるのかもしれません。
しかし、これも子供世代で言いたいことがあるでしょう。
長年の経済停滞をする中で給料は上がらずに年金との社会保障費の増額で可処分所得が減っている中で、仕事や家事、育児をしないといけない。
だから、共働きにするしかない。
これが実情なんだと思います。
最近利用者さんから話があったのは、今の人たちは子育てが出来る環境ではないので、子どもを作らないみたい。
しかし、私の頃は色々な面できつかったけど、今は国からの補助金もあるし、なんとかなると思うの。
これ言いたいことはわからんではないんですが、多分これを聞いた現役世代からしたら反論したくなりそうな内容ですね。
しかし、それでは何も進みません。
この世代間論争ってずっと続いているように思いますか、なぜこれがずっと起きるのか考えていました。
もちろん、人間って自分が1番頑張ってると思っているパターンが多いので、そんなところからかなと思うんです。
まぁそうだとしても、こんな論争が続くことに言ってる人たちにメリットはほとんどないです。
お互い敵になっちゃってる状態です。
だとしたら、その状態を保ってもらってる方が良い方がいるからこんな状況が続いているんだろうなー思います。
さて、そうするとそれは誰なのかって話です。
ここは推測ですが、社会の考えってやっぱり政治で決まってくるなと感じるんです。
年金の金額を決めるのも、徴収する税金や社会保障費を決めるのも、ある程度の国の方向性を決めるのも、政治です。
それぞれの世代が抱えてきた問題は政治が決めてきたことが起因しているような気がしているんです。
だとすると、本来は世代間で批判してる場合でなく、その決めているところに批判や要望を出す必要があるじゃないかなと思います。
例えば、若い世代が払っている年金は今もらっている世代は貰い得で今の世代は払い損なんて話はありますが、これもそれぞれの世代の批判をするよりも、そのシステムを作っている人たちに要望を出す方がよっぽどいいでしょう。
でも、そのシステムを作る人たちはその気がないし、今の状態で自分たちの立場などが安定している以上、動く必要はない。
だから自分たちに批判や大きな動きがないように、関係ないところで争ってもらってたほうがいいのかなと思います。
僕らが行うのは、動かないと自分の立場が危ないと思わせることだと思います。
まぁ分かりやすくは選挙に行って、いい政策をしないとあなたたちの立場は危ないよと思わせないといけないだろうなーと考えます。
少しでもそう思わせる行動が必要なので、世代間の批判よりやることはありそうですね。
まぁ全然ケアマネとは関係ありませんが、考えさせられました。